1872年(明治5年)10月14日に新橋~横浜間で日本初の鉄道が開業したことを記念して、10月14日は「鉄道の日」に制定されています。この開通以降、明治末期までに日本国内ほとんどの幹線網が完成しました。
国土のおよそ4分の3が山地という起伏に富んだ地形であるにもかかわらず、鉄道大国となった日本。海沿いや山間部を縫うように走る絶景路線も多く存在しています。
今回のプランでは、そんな鉄道旅の魅力に迫ります。
鉄道は移動の手段ではありますが、その手段そのものを楽しむという列車の旅。田園風景、渓流、海岸、平野、古都など、車窓からの景色は変化に富み、移り行く景色とともに、流れる時間そのものを楽しめるという、鉄道旅ならではの面白さがあります。
色鮮やかに彩られる秋、白銀の世界に包まれる冬、咲き乱れる花々を楽しめる春、清々しい木々や畑の景色を楽しめる夏と、四季折々の風情を感じる鉄道旅に出かけてみませんか。
*鉄印帳*
2020年には、御朱印の鉄道版「鉄印帳」も出来ました。全国40の鉄道会社それぞれのオリジナル「鉄印」がもらえるというものです。各地を旅しながら、「鉄印」集めの旅もアレンジいたします。
日程 |
行程 |
宿泊地 |
1日目 |
羽田空港より 空路 女満別空港へ
その後、網走駅から「JR釧網本線」にて 東釧路駅へ(約3時間)
*JR釧網本線* 2021年は全線開通90周年
釧路湿原の中を走り抜け、オホーツク海に沿って走る風光明媚な路線として人気の路線。
オホーツク海に面した絶景駅として知られる北浜駅も通ります。
春から秋にかけて一部区間で運行される「くしろ湿原ノロッコ号」でも知られます。
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釧路市内(泊) |
2日目 |
釧路駅より 列車にて函館へ(根室本線+室蘭本線+函館本線 約7時間)
北海道一長い路線で知られる「根室本線」、日本一の直線区間がある「室蘭本線」、内浦湾を望みながら進む「函館本線」など、北海道の雄大な景色を楽しみながらの移動です。 |
函館市内(泊) |
3日目 |
函館駅より 青森・川部駅へ(函館本線+新幹線+奥羽本線 約2時間30分) 「JR五能線」に乗車後、秋田駅へ(奥羽本線 約1時間)
*JR五能線*
臨時快速列車「リゾートしらかみ」の開放感ある車内からは、雄大な白神山地や夕陽が沈む
日本海など、美しい風景を堪能できます。十二湖駅では途中下車して、青池など十二湖散策もお楽しみ下さい。 |
秋田市内(泊) |
4日目 |
秋田駅より 山形・余目駅へ(羽越本線 約2時間)
ここから「奥の細道最上川ライン」にご乗車。
その後、郡山駅を経由し猪苗代駅へ(山形新幹線+磐越西線 約3時間)
*奥の細道最上川ライン(陸羽西線)*
最上川沿いを走り、四季折々の渓谷の景色を車窓から楽しむことができます。 |
福島・猪苗代湖畔(泊) |
5日目 |
猪苗代駅より 会津若松駅へ(磐越西線 約30分)
その後、「JR只見線」で新潟県の小出駅へ(約7時間)
*JR只見線*
「紅葉の美しい鉄道路線」で第1位に選ばれたこともある、全国屈指の秘境路線。只見川や雄大な山々が四季を通して織り成す絶景が続きます。
※2011年7月の新潟・福島豪雨の影響で、今でも一部はバスによる代行輸送です。
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新潟・長岡市内(泊)
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6日目 |
長岡駅より 宇奈月駅へ(信越本線+北陸新幹線+富山地方鉄道本線 約3時間)
その後、「黒部峡谷鉄道」にご乗車です。
*黒部峡谷鉄道*
黒部川が長い年月を掛けて刻み込んだ、日本でもっとも深く大きな峡谷である黒部峡谷を縫うように走るトロッコ列車は、あまりにも有名です。 |
富山・宇奈月温泉(泊) |
7日目 |
宇奈月温泉駅より 高岡駅へ(富山地方鉄道本線+北陸新幹線 約1時間15分)
その後、雨晴海岸沿いを走る「JR氷見線」に乗車し、長野・松本駅へ(北陸新幹線+中央本線 約3時間)
*JR氷見線*
富山湾越しに見る3,000m級の立山連峰の雄大な眺めが見事。毎週日曜には、寿司職人も乗車する観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール」(愛称:べるもんた)が運行されています。 |
長野・松本市内(泊) |
8日目 |
松本駅より 辰野駅へ移動し、愛知・豊橋駅まで「JR飯田線」で移動(約7時間)
その後、名古屋市内へ
*JR飯田線*
中央アルプスと南アルプスの真ん中を駆け抜ける路線。
道路がつながっておらず徒歩か電車でしか行くことができない「秘境駅」が多いことでも知られています。 天竜川の渓谷に沿って走り、その車窓の美しさから、全国の鉄道ファンからも人気のローカル線。 |
名古屋市内(泊) |
9日目 |
名古屋駅より 熊本・八代駅へ(新幹線+鹿児島本線 約5時間)
その後、鹿児島・川内駅まで「肥薩おれんじ鉄道」にご乗車(約4時間)
*肥薩おれんじ鉄道* https://www.hs-orange.com/kankou/
美しい九州西海岸の景色を眺めつつ、地元のグルメを楽しめるというレストラン列車「おれんじ食堂」が人気です。 |
鹿児島市内(泊) |
10日目 |
鹿児島中央駅より「JR指宿枕崎線」で、絶景駅として知られる大西山駅へ(約1時間40分)
薩摩半島の最南端を楽しんだ後、鹿児島市内へ戻ります。
*JR指宿枕崎線*
鹿児島中央駅から枕崎駅間を走り、錦江湾に浮かぶ桜島を眺める事が出来る路線。西大山駅は、JR日本最南端の無人駅で開聞岳を眺める絶景駅です。
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11日目 |
鹿児島市内の観光後、鹿児島空港へ
空路、羽田空港へ
お疲れ様でした。
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