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世界一周航空券の体験談

ラウンドザワールド(エコノミー)4万マイル/森田様




旅のルート

【関空】-【クアラルンプール】-【バンコク】-【ドバイ】-【ナイロビ】-【カイロ】//【フランクフルト】-【ニューヨーク】-【リマ】-【ヒューストン】-【ロス】-【フィジー】-【シドニー】//【ケアンズ】-【グアム】-【関空】
※//別途購入



沈む夕陽を追い駆けていったら、もとの場所に戻ってきました。
本当に地球は丸かったです。

という訳で、僕は西回りで一周してきました。このルートは、時差の関係で、日付変更線を越える1回以外は、すべて時計の針を戻します。毎フライトごとに、時間を得した気分になれました。ただし、深夜発、早朝発などもあり、東回りの方が、いい時間帯が多いかもしれません。(確認してませんが。。。)

世界一周堂さんの角田さんには、ルートを組むときから何回も丁寧にメールで答えて頂き、完璧なルートを組むことができました。この旅が順調で、すばらしいものであったのも角田さんのお陰です。 ありがとうございました。

そして、その旅の方はというと、

関空からクアラルンプル、バンコク、ドバイと順調に移動。ただし、非常に暑かったです。特にドバイは40℃以上あり、いくら気合を入れても、10分以上、屋外を徒歩で移動するのは困難でした。6月下旬でしたが、くたばりました。

次は、ケニアへ。「ロストバゲッジに気を付けた方がいい」と友人から聞いていたのですが、そこは先方も考えたもの。到着時は、到着ホールのベルトコンベア側の壁がガラスになっていて、そのすぐ向こうに、手荷物が入ったコンテナが横付けされます。つまり、乗客が見つめる中、コンテナから直接ベルトコンベアに乗せるので、ケニアでのロストの心配は無用のようです。

また、出発時は、チェックインカウンターで荷物を預けるのですが、その荷物は機体の下に並べて置かれています。皆、タラップを上がる前に、自分の荷物を確認してから搭乗します。まるで、飛行機の下で店を広げて、鞄を売っているかのような光景でした。ただ、その時点で何人かの乗客の荷物がロストしていて、出発が遅れてしまいました。また、ケニア航空のフライトアテンダントは最高でした。この旅行の中で一番心地の良かったエアラインです。皆、現地系の男性でしたが、物腰も柔らかく、英語も完璧、気持ちの良いサービスでした。

次は、カイロへ。クフ王のピラミッド入り口にいるガイド(チップ目当ての普通のおじさん?)に案内してもらったら、普段は入れないところまで案内してくれました。

ここからは、自分で手配をし、トルコ、ギリシャ、イタリア、オーストリア、ブタペスト、チェコ、ドイツへ。鉄道や船で気ままに移動し、一人旅の日本人や各国のバックパッカー達と知り合いました。やっぱり夏のヨーロッパは、バックパッカー天国だ!

フランクフルトからニューヨークへ。とその前に、フランクフルトの空港でイヤな体験をしました。コンチネンタルのチェックインカウンターでのこと。コンチネンタルの係員から、手荷物等の保安に関する質問を50項目以上されました。前日に床屋に行き、クリーニングに出したばかりのカジュアルスーツを着ていたにも関わらず、まるで不審人物並みの対応でした。アメリカ行きの便は、非常に厳しいようです。

やっと、ニューヨークに着いた。と思ったら、入国審査の段で、「別室」に案内されてしまいました。アメリカ入国が始めてだったことや、パスポートがぼろぼろだったのに加えて、航空券がオープンだった為、不法就労を疑われたようです。アメリカに行かれる方は、発券前に、アメリカ出国便の予約を、形だけでも入れておいた方がスムーズかもしれません。

なお、別室では、パスポート以外の身分証明書を求められ、ダイナ○スカードを見せると、即OKでした。アメリカは本当にカード社会でした。また、街を歩いていると真の文明とは何かを痛感させられます。遠い昔から、旅人は、その時代の繁栄を極めた都市を訪れ、その壮大さに驚愕したといいます。自分も、その旅人たちと同じ歴史の中に生きていることを感じました。

ニューヨークから、リマ、ヒューストン、ロサンゼルスと順調に旅は進んでいきます。ところで、アメリカのホテルで下記の様な案内を目にしました。ダブルツリーホテル(ヒルトン系列で、たぶん高級の部類に入ると思います)に泊まった時のこと。部屋に、アメリカホテル協会作成の安全のしおりが置いてありました。いくつかある項目の最初に、「誰かが部屋を訪ねてきたら、まず、のぞき穴から確認してください。もしそれが、ホテルの従業員であれば、フロントに電話をし、誰が何の用件で部屋に来ているのかを確認してください...」とありました。安全は自分自身で護らなければいけないことを痛感しました。

次は、ナンディー(フィジー)、シドニーへ。ナンディー-シドニー線では、アメリカの大停電の影響で12時間後にリ・スケージュール。滞在ホテルでの朝食、昼食、レイトチェックアウト料金および3分以内の国際電話代は、エア・パシフィック航空が支払う旨の連絡が、前日に滞在ホテルに入っていました。少し得した気分。なお、エア・パシフィックはリコンファームが必要なのですが、その時、滞在ホテルの情報を登録しません。こちらから滞在ホテルを告げても、登録はしないとの返答でした。今回は、前日にフロントでタクシーを予約したところ、その時間帯から判断し、フロントの方が、シドニー行きだと気付いて対応してくれました。さすが、シェラトンです。

そして、シドニーへ到着。スムーズに入国。が、その後の税関で足止めされてしまいました。この時もきちっとした格好をしていたにも関わらず1時間近く手荷物検査や質問を受ける羽目に。ホテルの予約確認書も提示させられました。一般的に、入国の際には、ホテルの確認書を持っていた方がスムーズの様です。

なお、税関では当然、何の問題も発見されませんでした。当たり前だ! 後で、日本大使館に、抗議してもらおうと電話を入れると、今年に入ってから、8月現在で8人の日本人が麻薬不法所持で入国時に検挙されたとのこと(知らずに運ばされていたケースもあるようです)。厳しい訳が分かりました。ちなみに、検挙された日本人は、ほとんどアジア経由で入国していたそうです。言うまでもありませんが、手荷物は、盗難よりも不審物を入れられて、運び屋にされることの方が恐ろしいです。手荷物からは、片時も目を離さないようにしましょう。

シドニーからケアンズまでは自分で手配。ケアンズは想像以上に良かったです。グレートバリアリーフと熱帯雨林が同居する街。さらに、観光資本は完全に整備されています。1日に何十という船がクルーズに出港し、雨林へと走る列車、その上を通るロープウェイ。どれをとっても自然と一体化した開発の仕方をしています。ダウンタウン自体は大したことはありませんが、ほとんど徒歩圏内で移動できる便利さ。いささか便利すぎる感はありますが、完成されたリゾート都市でした。ただ、現地の夏は非常に暑いようです。僕が訪れた時は、現地の真冬でしたが25℃前後で快適でした。なお、ケアンズは、日本人の観光客や店員が非常に多く、外国にいる気分になれずちょっと落ち着きませんでした。

その後、グアム。 そして、関空へ。

2ヶ月ちょっとの旅が終わったなぁ。と思いきや、家に帰ったら、税関からハガキが届いていました。フィジーで自分宛に送った小包に関してのものでした。曰く「今回の郵便物には、麻薬及び向精神薬取締法に抵触するものが含まれています...」 ギョヘー!「運び屋にされた??」「逮捕??」 焦って電話してみると、どうやら、小包の中にマテ・コカ茶が入っていたらしいのです。コカ茶だけに原料になってしまうとのこと。そう言われても、ぜんぜん記憶にないのです。もともと、紅茶が好きで、スーパーなどでも現地の紅茶を時々買ったので、その一つがマテ・コカ茶だったのでしょう。でも、なんでスーパーにそんなものが売られているんだろうか? 結局、何のことはなく、そのお茶だけを権利放棄すればいいとのこと。あー、びっくりした。お茶には十分注意しましょう。

こうして、僕の、世界一周は千秋楽を迎えたのでありました。

今回の旅は、初めて訪れる国ばかりでしたが、世界中の人たちに親切にして頂き、また、世界中のバックパッカー達とひと時を共にしました。一人での旅でしたが、本当は一人旅なんてないことを知りました。地球には63億の人が互いに支え合いながら、互いの道を歩んでいるのですから。



世界一周堂より

森田様
旅のご感想メールありがとうございます!
興味深く読ませていただいて、最後は思わず感動してしまいました。
旅先での色々な人との出会い、そして思い出・・・森田様の大きな財産となったことと思います。

さて、入国審査・手荷物の件はテロや犯罪が多い世界情勢で想像以上に大変になってます。これから出発される方にぜひアドバイスさせていただきます。
ちなみに、税関からのハガキにはかなりびっくりされたことかと思います。
マテ・コカ茶が麻薬?!とは驚きでした。

また、感想メールをいただいたのに、さらにお土産までたくさん頂戴してとても感激しております!スタッフみんなでおいしく頂戴いたしました!!※カンガルージャーキーは美味ですね(笑)

それでは、またのご旅行の機会がございましたら、お気軽にお声をかけて下さい。ご感想誠にありがとうございました!!


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