トップ > 世界一周航空券について > 世界一周航空券の基本 > 世界一周とは
それでは、どういうルートが世界一周なのでしょう?
一般的に世界一周旅行というとアジア、アフリカ、ヨーロッパ、北米、中南米、オーストラリアと世界中を何十カ国も巡る旅をイメージされると思います。
でも、世界一周航空券の世界一周の定義は次のようになります。
---------------------------------------------------
太平洋と大西洋を各々1回のみ渡って出発地に戻ること。
---------------------------------------------------
つまり、世界一周というより地球を一周することを意味します。
何十カ国も巡らなくても世界一周になります。
例えば、イギリスとアメリカの2カ国を訪問するだけの場合でも利用できます。
2大陸以上旅する場合には、世界一周航空券を利用できる可能性があるので検討してみる価値はあります。
もうひとつポイントがあります。
東方向か西方向の同一方向に逆戻りせず回らなければなりません。
●成田→アジア→ヨーロッパ→アジア→アメリカ→成田
のようなルートは組めません。(左図)
●成田→アジア→ヨーロッパ→アメリカ→成田
のように周らなければなりません。
では、縦のラインはどうでしょうか。
(1)アジア-オセアニア
(2)ヨーロッパ-アフリカ
(3)北米-南米
マイル制のスターアライアンスとスカイチームではOKです。でも大陸制のワンワールドでは一度出た大陸に再び戻ることは出来ないので×です。
ただしワンワールドには例外があります。北米-南米、ヨーロッパ-アフリカなどに関しては一度だけ経由で戻ることが出来ます。
●北米(滞在)→南米(滞在)→北米(経由) は可能です。
●ヨーロッパ(滞在)→アフリカ(滞在)→ヨーロッパ(経由) も可能です。
これまでは大陸間のお話をしてきましたが、大陸内の逆行はどうでしょうか。
これは基本的には3グループとも可です。ただし、大陸の区分けがどこになるかなど例外が存在しますので詳細は各グループごとで調べなければ確実なことは言えません。あくまでも、原則的には大陸内の逆行は可能です。
世界一周とは、太平洋と大西洋を各々1回のみ渡って出発地に戻ること。
※原則的に西回りか東回りの一方向に進み逆戻りは出来ません。
大陸内の逆行は可能だが例外もあり、詳細は個別に調べる必要があります。